クロムハーツ、レナード・カムホートに並ぶ超メジャーアクセサリーブランド【ガボール】。ブランドの誕生や歴史、ジャニーズやミュージシャンなど愛用芸能人の情報。
45歳の若さでこの世を去った天才彫金師・ガボール・ナギーの魅力やネックレス、ウォレットチェーンなど人気モチーフのシルバーアクセサリーをご紹介します。
ガボールを愛用する芸能人や有名人
シルバーアクセサリーブームは一段落したとはいえ、国内外を問わずガボールのファンは多い。
- 木村拓哉(SMAP)
- 草なぎ剛(SMAP)
- 中居正広(SMAP)
- 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)
- 小栗旬
- 赤西仁
- 山下智久(NEW-S)
- 大黒摩季
- 生田斗真
- 長渕剛
- ミック・ジャガー
- ジョン・ボンジョヴィ
- リッチー・サンボラ
- 本田圭佑
- 浜崎あゆみ
- スティーブン・タイラー
- リブ・タイラー
- ジョニー・デップ
- レオナルド・ディカプリオ
- ブラッド・ピット
海外ロックスターやハリウッドセレブもガボールの愛用者が多く、日本ではSMAP、キスマイなどジャニーズや俳優など多くの芸能人が愛用しています。男女問わず人気ですね♪
今は亡き天才彫金師ガボール・ナギー氏が設立したブランド【ガボラトリー Gaboratory】
ガボールのスカルラージクラウンキター‼︎オールドブルドック以上にゴツい‼︎スカルがカッコイイ‼︎ベイルをクラシックH.W.Dゴシッククロススタンプにして正解だった〜。#gabor サムチャイ (@spitznagarebosh)2014, 8月 24
若干14歳で彫金の道にはいったガボール(1956~1999年)は金・銀・プラチナなど様々な貴金属を研究し、加工技術を学ぶ。しかし時は1980年代、ガボールの祖国であるハンガリーは旧ソ連の政治体制の改革運動が影響し民主化への混乱が続いていた。
25歳でアメリカに亡命したガボールは様々な工房でシルバーアクセサリーの製作に没頭。1988年ロサンゼルス・ベニスビーチに自らの工房・ガボラトリーを構える。ガボラトリーとはガボール(Gabor)と研究所の意味であるラボラトリー(Laboratory)の造語で、人生をシルバーアクセサリーに捧げる強い意志が工房の名の由来となった。
ちなみに1988年はシルバーアクセサリーの帝王と呼ばれるクロムハーツが誕生した年でもある。バイカーを中心に全米で流行となったクロムハーツやビルウォールレザーとともに、ガボールの名も一躍広まる事となった。
ベニスビーチ、マリブなどアメリカ西海岸のビーチ郡は”シルバーアクセサリーの聖地”として現在も多くのメジャーブランドが工房を構えている。
ガボールの栄光。そして…
クロムハーツやビルウォールレザーなどの繊細なデザインが主流の中、ガボラトリーのアクセサリーは他とは一線を画する斬新なモチーフが人気を呼ぶ。
ブルドッグやライオンといった表情豊かで迫力のあるアニマルモチーフや、『ハッピースカル』といった遊び心満載の笑顔のスカルなどの独特ラインは他の多くの彫金師に影響を与え、ガボールはカリスマ彫金師としてその名を轟かせる事となる。
ガボール Medium LargeSkull Ring
https://t.co/cDkZG4ZJKb pic.twitter.com/MRMPrrUN18
— DenialKichijoji (@DenialKichijoji) 2014, 10月 11
1990年代に入ると日本でもシルバーアクセサリーブームが巻き起こり、大量生産を行わないガボールの作品は入手困難なアイテムとして多くの芸能人やスポーツ選手、シルバーフリークの間で人気となる。
たぐいまれな彫金技術に加えブランディングの才にも恵まれたガボールは、ガボラトリーの希少性と品質、アフターサービスなどを徹底して貫き、他のメジャーブランドとのコラボアイテムを発表するなど戦略的に展開。
1990年代後半になると日本でのブームも落ち着き始めるが、ガボールの人気は衰える事を知らず、世界のセレブ、ミュージシャン、ハリウッドスター御用達のブランドとしてシルバーアクセのトップブランドの座に君臨し続ける。
天才彫金師としての名声をほしいままにしたガボール・ナギーだったが、1999年 心不全によりこの世を去る。45歳の若さであった。
ガボールの生前と死後の作品の違い。工房は妻のマリア・ナギーが引き継ぐが…
GABORATORY Large Skull Ring w/ Jaw Scond Generation Big Boy Stamp Custom
https://t.co/obsmLX8XYn
#ガボール #GABOR pic.twitter.com/dHEuWdcTUQ
— FREAKS MARKET (@freaks_market) 2015, 11月 6
シルバーアクセサリーに人生を捧げ、惜しまれつつこの世を去ったガボール。その衝撃は瞬く間に世界を駆け抜け、多くのファン、そして彼を師と慕う彫金師たちが悲しみに暮れた。
工房であるガボラトリーは故・ガボールの意志を引き継いだ妻・マリア・ナギーと、ガボールの弟子によって現在も存続されている。
しかしガボール生前と死後の作品は相違点もあり、彫金に使用する銀(シルバー)と作品に強度を持たせるために行う割金の調合は故人となったガボール本人にしか分からず、死後の作品は強度や色合いが生前のものと違うとされている。
生前のガボールの作品は幻とされ価格も高騰。”本物”は驚くほどの高値で取引されている。
また、ガボラトリーの権利を巡ってマリアと弟子との間で裁判となり、身内ないでの利権闘争や分裂騒動はファンにとって悲しい出来事となった。
ガボールの人気のモチーフ ウォレットチェーン ペンダントヘッド ネックレス
パンサー&オーバル ウォレットチェーン
ガボールの人気モチーフであるパンサーヘッドとオールスムースのヘビーワイドオーバルを組み合わせたウォレットチェーン。メンズアクセの人気アイテムです♪
ハッピースカル ペンダントヘッド
ガボールの定番にして真髄 ハッピースカルのペンダントヘッド。持つ人を幸せにするというハッピースカルは根強い人気を誇る。
ブルドッグ ネックレス
インパクト大のブルドッグをモチーフにしたレザーネックレス。チョーカースタイルで着用するのがおすすめ!
→【GABOR / ガボール】人気モチーフの詳細 [楽天市場]
ガボール GABOR まとめ
母国ハンガリーから移民として渡米してきた若きガボール・ナギー。異国の地での生活は想像を超えた苦難があったはずです。
不自由な生活の中で技術を磨き、妻や同じ道を志す仲間に支えられ、シルバーアクセサリーに人生を捧げたガボール。彼の情熱と意志は 彫金師を目指す世界中の若き職人たちに引き継がれ、その生き様は今後も語り継がれることでしょう。
-ガボールの語録-
「雑誌やテレビの取材が多かったが全て断った。理由は自分が変わりたくなかったから」
「アメリカではどんなに金があってもコネクションがなければガボールのシルバーアクセサリーは買えない」
「ガボールのシルバーアクセサリーにはそれなりの金額を払ってもらう。どんなに時間が経っても価値が下がらないものを作っているからな」
「ガボールのシルバーアクセサリーは永久保証。どんなに昔のものでも直す。直せなかったら新しいのをやるよ」
「ガボールのスカルは笑ってるだろ?ハッピーにしてくれるんだよ」
※ガボールオフィシャルサイトより引用